論文メモ Amazon Aurora: Design Considerations for High Throughput Cloud-Native Relational Databases
AWSで提供されるRDBM, Amazon Auroraのアーキテクチャを解説した論文。 分散システムをクラウドにおく場合、計算やIOはノードに分散され、ボトルネックではなくなる。 そして、ボトルネックは、DBインスタンスとストレージ間のネットワークになる。 この仮説もと、プライマリインスタンスが、別テナントのストレージに直接Redoログを送ることで、レプリカインスタンスとストレージ間の負荷を減らし、処理性能の向上をはかる。 また、レプリケーションのために、MySQLがRedoログだけでなくバイナリログなど複数種類のログをスレーブに送るのに対し、AuroraはRedoログだけを転送する。 これにより、リカバリや縮退、フェールオーバの性能も向上している。